蒸気配管の点検・修理は定期的に!蒸気漏れすると年間数十万円のロスコストが発生するかも!
皆さんこんにちは。
板橋区を拠点に空調機のメンテナンスやクリーニング、配管やダクトの工事など空調全般の工事を手掛けている日本空調メンテナンスです。
どのような建物にも必要不可欠な空調機は、さまざまな部品で構成されています。その中でも、特に破損しやすいパーツのひとつが「蒸気コイル」の配管です。蒸気配管に穴が空いた状態を放置すると、設備を傷める原因になってしまうため、早めに修理する必要があります。ここでは、空調機の蒸気配管に穴が空く原因や、メンテナンスの重要性について解説します。
■空調機の蒸気配管は、設置後1年で穴が空く可能性も!
蒸気コイルは、蒸気を利用した熱交換器です。配管内に蒸気を流し、その表面に外気を当てることで温風を作り、送風機によって施設全体に暖かい空気を送り出します。ビルや工場で使われる空調機の心臓部といっていいでしょう。
一方、蒸気配管は非常に穴が空きやすい部分でもあります。設置から2~3年、早ければ1年で穴が空いてしまうこともあるほどです。空調機自体が正常に稼働していても、配管のどこかで突然穴が空いてしまうケースはしばしば見られます。
実際、蒸気配管に穴が空いても、即座に空調機の制御に影響を及ぼすわけではありません。しかし、穴から蒸気が吹き出したり水漏れが起きたりすることで、空調機や周囲の設備を傷めてしまうリスクがあります。さらに、蒸気の漏れによって暖房効率が低下し、年間で数十万円のロスコストが発生する可能性があるため、早急な修理が必要です。
■蒸気配管に穴が空く主な原因「ストール現象」とは?
蒸気配管に穴が空く原因はいろいろ考えられますが、最も多いのは「ストール現象」です。ストール現象とは、「室温が設定温度に近づくに連れて蒸気制御弁が少しずつ閉まり、それに伴って熱交換器内の圧力も下がった結果、蒸気ドレン(結露水)が排出できなくなり熱交換器内に溜まってしまう現象」を指します。
ストール現象は、温度の比例制御(自動制御)を用いる空調機特有の現象です。近年では、どのような施設でもシビアな温度管理が求められるようになってきており、温調計と温度センサーを利用した比例制御を用いる施設が増えてきました。そのため、ON/OFF制御が主流の時代にはなかった、ストール現象が起きやすくなっているのです。
ストール現象が発生すると、熱交換器内にドレンが滞留し、配管の腐食・劣化を招きます。また、部屋を再加温しようとすると、滞留した冷えたドレンに蒸気が当たって冷却され、急激な圧力変化によるウォーターハンマー(水撃)現象が発生して破損につながります。これらの結果として、蒸気配管に穴が空いてしまうというわけです。
さらに、たとえ穴が空かなかったとしても、ドレンの滞留は熱交換器の機能低下を招きます。安定して暖房を稼働させコストを削減するためにも、ストール現象対策は必須といえます。
■定期的なメンテナンスを行って対策しましょう!
蒸気配管に穴が空いてしまうと、暖房や加湿ができなくなってしまうため、早急に修理する必要があります。しかし、ピンホール(小さな穴)の存在を外見だけで見極めるのは難しく、気がついた時にはいくつも穴が空いていたというケースは珍しくありません。
したがって、不測の事態を防ぐためには、1年に1回などの定期的なメンテナンスが最も確実です。専門業者に定期点検を依頼すれば、いち早く穴の存在に気づいて修理することができます。
また、穴が空くのを予防するための方法として、ストール現象対策も重要です。主な対策としては、パワートラップや真空ポンプによるドレンの強制排出、熱交換器とスチームトラップとの落差を高く取ってドレンを抜けやすくする、差圧が少なくても作動しやすいフロート式スチームトラップを採用するといった方法があります。
いずれも専門的な知識と技術を必要とするので、経験豊富な専門業者に相談することが大切です。しっかりと空調機のメンテナンスを行い、快適な空間を維持しましょう。
東京都板橋区に拠点を置く日本空調メンテナンスは、空調設備のメンテナンスや修繕を請け負っております。機械部分だけでなく、空気をつなぐ配管やダクトの工事、メンテナンスも一括で自社施工できるのが強みです。
蒸気配管周りの施工実績も豊富で、緊急のトラブルや故障にも対応しているため、安心して工事をお任せいただけます。「配管から蒸気が漏れている」「何だか暖房の効きが悪い」など、空調設備に関するお困り事や疑問がある時は、お気軽にお問い合わせください。
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